日付とかもう気にしないことにしましt(ry
っていうか思い立ったのがハロウィンの夜って時点でもうね ね
さてやっと やっとマツバ以外が降臨しました。カテゴリーは結構前から作ってあったのに全く更新しなかったデンジです。かがやきしびれさせるスターです。
マツバ書いて結構満足してしまったのも手伝ってこれから書いてくキャラは文章の長さがまちまちだと思いますがご了承くださいませ。
正直SSSなんてもんじゃなくなる可能性が高いですすみますん_(:3」∠)__
っていうか思い立ったのがハロウィンの夜って時点でもうね ね
さてやっと やっとマツバ以外が降臨しました。カテゴリーは結構前から作ってあったのに全く更新しなかったデンジです。かがやきしびれさせるスターです。
マツバ書いて結構満足してしまったのも手伝ってこれから書いてくキャラは文章の長さがまちまちだと思いますがご了承くださいませ。
正直SSSなんてもんじゃなくなる可能性が高いですすみますん_(:3」∠)__
「デンジデンジ!トリックオアトリート!!」
「…ん」
「えっ、あ、」
ぽい、と投げてよこされた小さな飴を慌ててキャッチする。危なく落とすところだったそれをポケットにしまい込み、平然とジムの改造を続けるデンジに近寄り頭を小突いた。いてっ、と小さな声があがるが気にしない。
「…なにすんだよ」
「何じゃないでしょ!折角この私が仮装までして来てあげたのに何その対応!この改造オタク!!」
「それ褒め言葉だろ。っつーかお前…年考えろ年。二十歳過ぎたいい大人がコスプレって」
「ちょっ…コスプレって言わないでよ!」
呆れたような視線を向けてくるデンジに今更恥ずかしくなってくる。私ばかり浮かれて馬鹿みたいじゃないか。というか決して私一人でこんな格好をしていたわけではない。マスターのところで催された所謂ハロウィンパーティというものに参加してきた帰りなのだ。何故かオーバもいたのだけれど四天王の仕事は大丈夫なのかとはあえて聞かなかった。
そもそもデンジも誘ったのにこいつは「ジムの改造したいから」とか何とかいって断ったのである。どこまで改造が好きなんだ。
「……オーバは似合ってるって言ってくれたのに」
ぼそりと呟いてみれば、突然デンジがぐるりとこちらを向いて見つめてきた。何この人怖い。
「…アフロが?」
「え…う、うん…」
何なんだその反応は。暫く私を凝視していたかと思えばそっぽを向いてぶつぶつと何かを呟いている。だから何なのこの人怖い。
「おい」
急に肩に手を置かれたと思えばそこにぐっと力が込められた。完璧に油断していた私の体はそれに従って呆気無く後ろに倒れこむ。痛い。
「…デンジ?」
「Trick or Treat」
「…はい?」
「聞こえなかったのかよ。トリックオアトリートって言ったんだ。菓子出さねえと悪戯すんぞ」
覆い被さるように私に馬乗りになりながらそう言ったデンジの目は本気で、これはまずいと持っていたチョコレート(オーバに貰った高級そうなやつ)を半ば押し付けるように差し出す。
「ある!お菓子あるから!うん!!はいどうぞ!!」
「……………ちっ」
舌打ちした。隠す気なんて全くない舌打ちだった。面倒臭そうに頭を掻くデンジは聞いたこともないような事を言い出して、それがまた私を驚かせた。
「あー、もういいや。トリックオアトリックな。はい悪戯決定ー」
「ちょっと待ってなにそれ私そんなの聞いたことない初耳!いやほんと何なのねえ私の話聞いて―――いたっ、…!」
がり、と鎖骨の辺りを噛まれた。デンジには噛み癖があるのか、こうしてよく色々なところに噛み付いてくる。正直言ってキスマークよりたちが悪いと思う。痛いし。
「ってかさ、これ何のコスプレ?」
「コスプレって言わないでってば…!」
「いいから」
脇腹の辺りをさすられ、びくりと体が震える。耳元に吐息を感じ、不覚にも心臓が跳ねた。
「い、ちおう…魔女のつもり…だけど、」
こういうのを自分から言うのはどこか気恥ずかしいものがあり、髪を指に巻きつけて弄ぶデンジから視線を逸らしながらそう告げる。
「へぇ……オレはまたサキュバスか何かかと」
「サキュバ、ス?」
「知らねえの?淫魔ってやつ」
妖しく笑いながら吐き出された言葉に、かあっと顔が熱くなるのを感じた。
「そっ…そんな訳ないでしょ!!ばっかじゃないの!?」
「だって無駄に露出度高えし。それに化粧のせいかもしんねえけどなんかいつもと雰囲気違うから」
首筋に顔を埋められると、ちくちくとしたデンジの髪の毛が当たってくすぐったい。時折小さな痛みが吐息と共に降ってきて、当分襟のある服を着るはめになりそうだと心中で溜め息を吐いた。
「…お前さ、あんまこういうカッコすんなよな」
ぽつり、そんなことを呟かれる。もしかして嫉妬とかしてくれてたりするのだろうか。
「胸元開きすぎだしスカートも短すぎ。こんなんで他の男の前に出んな」
「…うん」
そう考えると、さっきまでの行動も可愛く思えてきた。デンジがこうして言葉にしてくれることなんて数えるくらいしかないから余計に嬉しくなってしまう。
噛み付くのも沢山痕を付けてくるのも、子供のような独占欲から来ているのかもしれない。ただ単に彼の支配欲とかそういうものが強いだけかもしれないが。
そこで、ふとあることに気付いた。デンジの手がさっきまでとは全く別の場所を這っている。
「………ねえデンジ。どこ触ってるの」
「太もも」
そんなにさらりと言われても困る。というか手つきが妖しい。これはいけないと体を捩って抜けだそうとするが、腰をがっちりと掴まれてどうしようもなくなってしまった。最悪の事態である。
「いや、デンジここジムだから。分かってる?分かってるよね?」
「オレのジムだ」
「そういう問題じゃない!」
「うるせえ。他の男共にこんな姿見せたお仕置きだよ」
「やだちょっと待ってほんと駄目、駄目だってばデンジっ…!!」
デンジが服に手をかけた瞬間、がちゃりと部屋のドアが開いた。
「すみませんリーダー、リーダーに会いたいという方、…が………」
―――最悪。その一言しか浮かばない。チマリちゃんとかじゃなかっただけマシだけど、だけど。
「~~~っ、お邪魔しました!!!!!!!!」
凍った空気で満たされた部屋を逃げるようにして後にする。後ろからデンジの声が追いかけてきたような気がするけどそんなものは知らない。振り向いてなんかやるもんか。
暫くナギサジムには遊びに行けないな、とぐちゃぐちゃになった頭の片隅で冷静に考える自分がいて少し笑えた。全く笑えないけれど。
HAPPY HELLOWEEN!
「………ショウマ、お前減給な」
「ちょっ…えええええ!?」
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ショウマごめん。
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