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この記事を書き上げるまでに3回火狐が応答なし→クラッシュしました。タブを復元しても記事の中身までは復元出来なかったので非常にモチベーションが下がっております。書きますが。_ノ乙(、ン、)_
私が何をしたっていうんだ…

ハロウィン何日過ぎてんだって感じですがまだまだ引っ張ります今回はナツキです。ヘタレエリートな彼です。
夏以外どこにいるのか謎ですよね。他の観覧車イベントのキャラにも言えることですが…
でも夏にいるって言ってもさすがに毎日はいないんじゃないかなあと思ったり。
だってほらゲームの中では昼夜問わず色んな所に人が蔓延ってたりするじゃないですか…だからゲーム中ではそこまでリアリティは追求されてない感じだと うん 勝手に。
きっと観覧車の前にいる彼らもいつもあそこにいるわけではなくて週一とかそのくらいの間隔でいるんじゃないかなあと。超個人的な考えですが。

まあこういうの考え始めると埒があかないので今回はライモンに住んでる設定でいこうと思います。
時間があったらこういうの色々とゆっくり考えたいですね。




 ぐんぐんと離れていく地上。それに比例するかのように増していく心拍数と身体の震え。
 一つだけ言いたい。―――どうしてこうなった。

 順を追って思い出していこう。それは私が相棒のココロモリと買い物をして家に帰る途中の事だった。
「ナツキくーーーーーーんっっ!!!!!!!」
 私の名前を呼ぶ大声と共に物凄い衝撃が背中に走った。こんなことをしてくるのは私の知り合いの中で一人しかいない。
「毎日毎日…いい加減にしてくれないか!」
「あ、強すぎた?ごめんごめーんナツキ君ほっそいもんねー私のすてみタックル受け続けたらそのうち骨折れちゃいそうだよねーっ」
「……これでも身体は鍛えているんだ。馬鹿にしないでくれ」
 失礼極まりない言葉を次から次へと発する彼女は数週間前に出会った少女である。といっても、年は私とさほど代わりはしないが。
「知ってるよ。だって毎日しっかり身体チェックさせてもらってるから!」
「貴女はどさくさに紛れて何をしているんだ!!!」
 さも当然のことの様に言い放った彼女に軽く恐怖心を抱いた。
 先程から私を馬鹿にしたような発言しかしていないような気がするが、これで彼女は私の事を好いているというのだから人の心というのはよくわからない。正直毎日毎日アタック(物理的な意味で)される私の身にもなって欲しいというものだ。最近、身体的にも精神的にも大分疲れが溜まってきている気がする。
「はあ…それで?今日もどうせ何も無いのだろうが一応聞いておこう。何の用だ?」
「あ、そうそう忘れてた!ナツキ君、Trick or Treat!」
「………………」
 予想外だった。というか今日がハロウィンだということをすっかり忘れていた。何たる失態。
 私は特にイベントごとに興味があるわけではないし、特に一緒にはしゃぐ相手がいるわけでもない。つまり、何も持っていないのだ。あるとしたら、ココロモリ用の―――いや、さすがに彼女相手でもそんな扱いは、……………。
「………これでど」
「ナツキ君は私がポケモンだとでも思ってるのかな?」
 やめておけばよかったと激しく後悔した。
「ふふふ、そっかあ。私が会う度すてみタックルとかしてくるからポケモンだと思っちゃったのかなあ。私のせいだから仕方ないよねえ」
 にこにこと笑いながらそんな言葉をつらつらと紡ぐ彼女だが、その目は確実に笑ってはいなかった。
 まずい。これはまずい。下手をしたら殺られかねない。何とかしてこの場を取り繕わねば。
「い、いやその、冗談…そう、冗談だ!生憎何も持っていなくてな!家に帰れば何かしらあるはずだから貴女も来るといい!!そうだそうしよう!!」
「…!ナツキ君の家…!!」
 ぴくりと彼女が反応する。よし、この調子でどうにかして機嫌を……
「あ、でもやっぱこういうのって聞かれた時点での話だよね。じゃあナツキ君の家に行けないのは惜しいけど悪戯しなくちゃ!」
「え」
「うーん、でもあんまり酷いことは出来ないよね。何がいいかなあ……あ」
 何かを見つけた様に一点を見つめる彼女の視線の先では、大きな円が一定の速度で回り続けていた。

「無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ無理だ」
 離れていく地上を視界に入れないように、自分の足元だけを一心に見つめる。
 そんな私を気にも留めずに、彼女は景色を見て笑っていた。何なんだこの罰ゲームは。ただお菓子一つ持っていなかっただけでこの仕打ちはあまりにも酷過ぎる。
「ねえねえナツキ君!ほら見て跳ね橋!あそこに見えるのはロイヤルイッシュ号かなあ」
「分かったからお願いだから揺らさないでくれ頼むから」
「………絶対に克服してみせるとか言ってなかったっけ」
 ぐさりと痛いところを突かれた。しかしこればかりは仕方ないだろうと思ってしまう。エリートがたかが観覧車にここまで怖がるというのも情けない話ではあるが。
「貴女はこんなのどうとも思ってないだろうけどな、私は観覧車に乗ると寿命が縮んだんじゃないかというほど精神的なダメージを食らうんだからな!」
「あーはいはい。ナツキ君はしょうがないなあ…ほらそっちつめて」
「なっ…何をっ…!?やめろ立ち上がらないで揺れる落ちる」
「落ちない落ちない」
 彼女が突然立ち上がりこちらに寄ってきたと思うと、狭さなんてものは全く気にせずに私の隣に座ってきた。
「ほら、大丈夫だったでしょ?」
 そう言って私の頭をくしゃりとなでた彼女はふわりと笑ってみせる。今まで見たことの無い表情にどくりと胸が跳ねた、気がした。
 違う、これはきっと観覧車が揺れたせいだ。そうに決まっている。それ以外に何があると言うのだ。いつもより早く煩い鼓動は全て観覧車のせいで、顔が熱いのはここが密室で空気が入ってこないからだ。
 それだけのはずなのに、彼女と視線が合う度に心臓が暴れるのは、何故なんだろうか。



HAPPY HELLOWEEN!

------
他のとちょっと毛色が違う気がしないでもないですね!
あとこれがこのブログ始めてのnot恋人設定だったりしますナツキかわいい
あんなドヤ顔しちゃうくせに一人称が「私」だったり相手のことを「貴女」って言うところが好きです。かわいいと思います。
しかしこれって吊り橋効果じゃ(ry
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