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昨日はペルセウス座流星群だったらしいのですが曇って見ええませんでした(´・ω・`)
願い事、で思い出したネタを一つ。短いどころの話じゃないです。そして超展開(言うほどじゃないかもしれないしいつものことだけど)。
すこっぷさんのらぶ・いぐにっしょんの2番最初~サビ前くらいからをイメージ…
なんかすこっぷさんの曲はそういうのよく思い浮かぶ気が…せぶんてぃーんとか可愛いですよね。
あれはやるなら学パロかなぁ。


しかし文才欲しい。
本もっと読みたい。時間が欲しい。



この世界には、神様は存在しているのだろうか。
縁側に腰掛けて脚をぶらぶらさせながらそんな事を考えた。
私は特に有神論者なわけではないけれど、もしそんなものが存在して私たち人間を見ているのならば、生活改善に勉強にボランティア、なんだってする。
何故かって、そんなの決まっている。叶えて欲しいことがあるからだ。
別に一番強くなりたいわけじゃない。一生遊んで暮らせるようなお金が欲しいわけでもない。
たった一つ。小さい頃からそれだけを夢見て修行を積んできた彼の願いが成就すること。
それだけが私の願い。

「そんなところにいたら風邪引いちゃうよ?」
投げかけられた声に振り向くと、件の彼がグラスを持って歩いてくるのが見えた。
「大丈夫だよ、こんなに暑いんだから」
それもそうか、と笑う彼からグラスを受け取り、口を付ける。
「それで?」
「え?」
「何考えてたの?」
どきっとした。
彼はいつも人をひやりとさせる質問をするものだから、千里眼でも使っているのではないかと疑ってしまう。
以前そんな事を聞いた時に、そんなことはできないよと笑って返されたけれど。
「言っとくけど千里眼じゃないからね」
くすくすと笑う彼にはそんなものが無くても全てお見通しのようだ。恐ろしい。
「そんなこと言ってないじゃない。それと、別に何も考えてなかったからね」
「そうかい?また変なことでも考えてるんじゃないかと思ったんだけど」
「何よそれ、人がいつも変なこと考えてるみたいに」
少し怒ったように言ってみせると、彼は冗談なのにと言わんばかりに肩をすくめた。
これでいい。私の願いなんて彼は知らなくていいのだ。
どうせそんなのを知ったら、僕のことなんていいから君は自分の幸せを願いなよ、とかなんとか言い出すに決まっている。
そんな優しい彼にはいつも笑っていて欲しいから。
だから神様、もしいるのならどうか、彼の夢を叶えて下さい。
下らないやりとりをしながら、心のなかでこっそりとそんなことを願った。
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