ハロウィンですね!!!!ブログ放置しすぎですね!!!すみますん!!!
というわけでハロウィンSSSを何人かで書けたら いいなあ って 思うだけ
まあまずはマツバですよね安定ですよねどんだけマツバ増やせば気が済むんだって話ですよねまあいいんです結局はただの自己満なので(キリッ
新旧で反応の違いが欲しいなあとか考えてるので新旧二人います私得です。
最初は旧マツです彼冬とかどんな服着るんでしょうねきになる。
今回の旧マツは一人称こそ僕ですが大分口が悪いです苦手な方は注意!
というわけでハロウィンSSSを何人かで書けたら いいなあ って 思うだけ
まあまずはマツバですよね安定ですよねどんだけマツバ増やせば気が済むんだって話ですよねまあいいんです結局はただの自己満なので(キリッ
新旧で反応の違いが欲しいなあとか考えてるので新旧二人います私得です。
最初は旧マツです彼冬とかどんな服着るんでしょうねきになる。
今回の旧マツは一人称こそ僕ですが大分口が悪いです苦手な方は注意!
「おかし!ちょうだい!!」
「…は?」
休日だからと家でくつろいでいたマツバの耳が来客を告げる音をとらえ、マツバは渋々と立ち上がり玄関へと向かった。
「折角人が休みを満喫してたっていうのに誰だよ…」
ぶつぶつと嫌な顔を隠そうともせず歩みをすすめる。しかし玄関にたどり着くと先ほどまでの表情はどこへやら、一瞬で営業スマイルに切り替わった。扉に手をかけながら発した「どちらさまですか」という声もいつもの声色である。
そうしてマツバが扉を開き、冒頭に戻る。
「…は?」
意味が分からない、といった風に眉根を寄せるマツバを見て、玄関先に立つ少女はもう一度同じ意味を持つ言葉を発する。
「だーかーらー!お菓子ちょうだい!」
「……いや、わけがわからない。帰れ」
素早く扉を閉めようとする気配を察知し、少女がその隙間に足を滑り込ませた。それを確認したマツバは小さく「うわ」と呟き、呆れた様に少女を見る。
「なに?なんで僕が君にお菓子をあげなきゃならないの?それをすることで僕に何か得があるの?ないよね?っていうか何その格好そんな格好で僕の家まで来たのかい誰かに見られてたらどうするの恥ずかしい。僕にも世間体っていうものがあるんだよ分かってる?ねえ何か言ったらどうなの?」
「あ、ごめん3秒くらいから聞いてなかった」
一気にまくし立てるマツバをものともせずけろりとした顔でそんな言葉を言い放つ少女に、マツバの口元がひくりと引き攣った。自然とドアを閉めようとする手に力が篭る。
「あ、ちょ、痛い痛い。ねえマツバ痛いってごめんちょっとはしゃぎすぎた謝るからやめて痛い」
焦ったように謝罪の言葉を口にする少女に、本当に反省しているのか疑うような眼差しを向ける。目が合うと少女は気の抜けた様な笑顔を見せ、それが気に食わなかったのか更にぎりぎりと指先が白くなるほどの力が加わった。
「いったい!!ねえちょっとまじ待って!!!痛い!!!やめて!!!」
「ははっ、いいお灸になるだろ?」
爽やかな笑顔で言い放つマツバに咄嗟に少女は叫び声をあげる。
「誰かああああああ!!!ここに変態がいまああああす!!!人のこと痛めつけて喜んでるドSがいます誰か助けむぐっ」
それまで少女の足に加わっていた圧力が消え、代わりに家の中に引き込まれた。ご丁寧に口元を手で塞ぐというオプション付きで。
「やめてくれ近所の人に誤解されるだろ」
「むごがあいああい」
「あー、ごめん僕日本語以外はちょっと分からないや」
にっこりと笑うマツバの手を無理やり引き剥がし、少女は怒ったように声をあげる。
「ぷはっ…だ、誰のせいだと思ってるのよ!」
「え、間違いなく君のせいだろう」
「元はと言えばお菓子くれないマツバが悪いんじゃない!」
「いやだからなんで僕が…」
暫しの間マツバを睨みつけたかと思うと、少女は何かを思いついた様な表情になった。
「もしかしてマツバ、イタズラされたかったの?」
にやにやと笑いながらそんなことを聞いてくる少女に、マツバは再び疑問符を浮かべることになった。何かあるのかと頭の中で単語を組み立てる。
お菓子、イタズラ、そして少女のこの格好。それらから思いついた一つの考え。今日の日付を思い出したところで、それは確信に変わった。
「…ハロウィン、ね」
ぽつりとそう洩らしたマツバを少女は驚きに満ちた表情で見つめる。
「なに、忘れてたの?」
「しょうがないじゃないか。もともと僕はそんな習慣も興味もないし、思い出せたことが奇跡に近いよ」
「はあ…それならそうと言ってくれればいいのに」
その言葉を聞き、マツバは忘れていたのにどう言えというんだ、と心の中で毒づいた。声にこそ出さなかったが表情に滲みでていたのだろう、少女がむっとした顔になる。
「なによ、その顔。っていうか思い出したんならお菓子、ちょうだいよ。何かしらはあるでしょう?」
「ああ、何でも好きなだけ持って行けばいいじゃないか」
マツバの言葉に、少女は表情を一変させて上機嫌になった。
「あ、でもその前に」
いつの間にか靴を脱ぎスキップでもしそうな勢いで台所を目指す少女を、マツバがひきとめる。
「まだ何かあるの?」
「そうだね。良い返事を期待してるよ」
「だからなにが」
「トリックオアトリート」
「…へ?」
まさか自分がその言葉を言われるとは想像もしていなかった少女は、マツバの言葉を飲み込み、少しの間を置いて漸く意味を理解し、慌てて自分の服のポケットを漁る。そんな少女を見てマツバはくつくつと喉を鳴らした。
「人に物を強請っておいて自分は無いなんて、そんな虫のいい話…あるわけないだろう?」
さあっ、と顔を青ざめさせる少女の前に立っているのは、仮装も何もしていないはずのただの青年である。しかし今の少女の目にはマツバが悪魔のように映った。
「お菓子がないなら―――わかってるよね?」
気付いた時には、少女の目の前にマツバの顔が迫っていた。
HAPPY HELLOWEEN!
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